文化の町として…|見どころたくさんの観光地!甲府エリアで行くべきところを紹介

見どころたくさんの観光地!甲府エリアで行くべきところを紹介

文化の町として…

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甲府エリアは、現在でも「東京から日帰りで行ける観光地」として有名です。というわけで古くから、実は東京からの観光客を迎えて来た歴史を持っています。中には有名な人物もこの地を訪れ、「文化的な足跡」ともいうべきものを残しています。
たとえば太平洋戦争を挟んで一時期、永遠の青春文学作家・太宰治がこの地に逗留したことは、その界隈では有名な話です。
太宰治は、甲府滞在の時期のことを書いた小説「富嶽百景」によれば最初は観光気分で、先輩作家が逗留していることを知って同じ宿を訪れ、一緒に遊びつつ小説でも書くつもりで訪れたようです。そこでの日々を活写した「富嶽百景」の中の一文は、今でも甲府エリアで石碑として残っています。いわく、「富士には月見草がよく似合ふ」。観光旅行のつもりで訪れた太宰さんでしたが、先輩作家の井伏鱒二さんの紹介によってこの地で結婚をすることになり、二度目の奥さんと出会っています。奥さんの実家は甲府であり、戦争が激しくなってきて東京が危うくなったときは疎開して一時期住んでいたこともあります。そして疎開生活や新婚生活の中で、さまざまな名作を生み出していきました。太宰さんと言えば「生まれてごめんなさい」の人であり、「人間失格」を書いた人として有名ですが、甲府で暮らしていた頃の作品は「明るい太宰」と言われる作品ばかり。そういう意味でも、著書を片手にめぐる甲府エリアへの観光の旅は、楽しいものになるでしょう。